【悲運の進化】

■ W201 190E 2.5-16 EVOLUTION AMG Power  

  Pack 

　　　             　　　　　　　1989年式

EVOLUTION AMG Power PackはEVOLUTION 502台のうち60台がAMGによりデリバリーされました。現在日本国内に4台は存在すると思われます。（その内の一台はなんとオートマ！）AMG PowerPackは特製のカム・ビッグスロットル・バルブ・タペット・バルブスプリング・イグナイター・燃料ポンプリレー・吸給排気系の見直し等により通常のEVOLUTIONよりエキストラ35PHを得て、許容回転も7700rpmまで引き上げられています。'93年に国内登録され初代オーナーによりクランクバランス取り・圧縮UP等の手を入れられ、2001年にはヘッドオーバーホールが行われました。またこの車は伝説のDTMチャンプ「クラウス ルドビク」のAMG時代の足車だったと言い伝えられていますが・・・・・真相は如何に！？

「悲運の進化（エボリューション）」・・・

'89年、MercedesはDTMタイトル奪還を命題に、AMGを子会社化しワークスチームを任せEVOLUTIONを投入するが、シリーズ５勝を得るも思わぬ伏兵の登場で念願のシリーズチャンピオンの獲得は叶わなかった。 EVOLUTIONの活躍はこの一年のみで翌'90年には更に進化したEVOLUTIONⅡが投入される事になりました。