【魔性の魅力】
■ W201 190E 2.5-16 EVOLUTION Ⅱ
1990年式 元OWNER:Y氏
serial no.134/500 スイス仕様です。Y氏の惜しみない愛情が注がれ常にBESTな状態を維持しています。Y氏は他にかなり手の入ったC36AMGも所有していますが、やはりEVOⅡは別格だと言っています。今月は前後ハブベアリングとジョイントディスクの交換を行い、これでほぼ一通り要所のリフレッシュが完了します。・・・残るはエンジン・フルコン化のみ!?
今日では、この車の存在すら知らぬ人が増えましたが、単に希少性のみではなく最善の車作りを目指した時代のMercedesの頂点となる作品として、190E EVOLUTIONⅡは間違いなく歴史に残る名車なのです。
「魔性の魅力」・・・
'90年、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)の覇権を目指してMercedesと傘下のAMGが渾身の力を込めて開発したホモロゲーションモデル EVOLUTIONⅡは、低く構えた大型のフロントスポイラー、高々と聳えるリアウイング、前後に大きく伸びたブリスターフェンダー等、チバラギ系と見紛う程の派手なコスチュームを身に纏っていた。コスワースチューンの四気筒ユニットと、低く固められたサスペンション、究極のエアロダイナミックスがもたらすパフォーマンスは、全身から戦う兵器だけが持ち得る研ぎ澄まされたオーラを放っています・・・・・速さでは今日のスーパースポーツセダンに比べるべくもないが、EVOⅡは単にスペックだけは語れない、開発者達の「魂」を宿した孤高の存在感、エンスージアストの心を虜にする「魔性の魅力」に満ちています。