好みはどちら?

■W124のデザインの変遷をみると、3つのフェーズが存在します。1985年の発売当初の「初期型」、1990年のサッコプレート装着(他)の「中期型」、そして1994年のフロントエンド・デザイン変更の「後期型」です。フロントエンドだけで言えば、’92年以前を「前期型」、’93年以降を「後期型」と大別されます。前期型がフードとグリルが別物であるのに対して、後期型はこれらが一体化し、それに伴いヘッドライトレンズのデザインが変更されました。また前期型ではグリルの上部にあったマスコットが、フード前端に移動しました。さらにはウインカーレンズの色もオレンジからクリアに変更されています。これらの変更から小ぶりになったグリルにより全体的にスマートになった印象で、逆に前期型が無骨に見えるようになりました。「前期型」と「後期型」、好みの分かれるところですが、私的には断然「前期型」で、デザインコンセプトの一貫性があるのは当然のことして、「後期型」は少しそこから外れている、言い換えれば「無理がある」と感じるからです。その辺のところはヘッドライトレンズの処理に現れています。

・・・さて、皆様の好みは?