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Mercedes-Benz Japanのホームページから
Mercedes-Benz Japanのホームページから

■ 「ゲレンデ」の愛称で親しまれる「Gクラス」。Gとは「ゲレンデヴァーゲン:独語でオフローダーの意」の頭文字ですが、元々は軍用車両(NATOに正式採用)として開発されたものを民生用にアレンジして登場したのが1979年でした。以来36年間、基本骨格はそのままにエンジン・足回り・内装等数々の変革を重ね今日に至ります。それは当初のスパルタンな本格派「ヘビーデューティ4WD」から「SUV:スポーツ・ユーティリティ・ビークル」への変貌の歴史と言えるでしょう。

弩迫力のG63AMG 6×6
弩迫力のG63AMG 6×6
G500 4x4² : King off the road   ---Mercedes-Benz Germany homepageより
G500 4x4² : King off the road ---Mercedes-Benz Germany homepageより

下のロングはグリルガードが付いている為にややフロント部のボリュームが増していますが・・・
下のロングはグリルガードが付いている為にややフロント部のボリュームが増していますが・・・

 ■ ボディバリエーションはショート・ロング・キャンバストップ等がありますが、2014年日本でも「金8,000万円也」で発売された超弩級6×6「G63AMG 6×6」なんていうのもありました。G63AMG 6×6は100台限定で現在は生産中止、その後継車として「G500 4x4² King off the road」の生産を開始したとの事です。市場のニーズはSUVが主流ですが、「G」のイメージリーダーとしてこれらの「弩級G」が必要なのでしょう。また他のメーカーの「柔なSUV」には決して真似のできない「G」が「G」たる所以です!

私としては高速道でのスタビリティに多少の問題有りとのことですがショート(G320を最後に以降日本には正規輸入されてません)の方がデザイン的にバランスが良いと思っていました。

ところが最近CS放送で観た映画「ボーン・スプレマシー」の影響で、「ロング・・・格好ええやん!」となりました。・・・単純!  ^^ゞ


■ ボーン・スプレマシー(The Bourne Spuremacy):2004年公開のアメリカ映画「ボーン・アイデンティティ」の続編、マッド・デイモン主演のスパイサスペンス。モスクワを舞台にカール・アーバン演じる敵方暗殺者と壮絶なカーチェイスを繰り広げます。この時アーバンが乗るのが「Gのロング」でした。アーバンのクールでハードボイルドなキャラと臨場感溢れる迫力のカーチェイスが重なって、それまで私が抱いていた「ロングの鈍重なイメージ」が払拭され、「ロング」がめちゃめちゃ格好良く感じました。

 

■ 「G」にスポットライトを当てた映画として近作に「ジェラシック・ワールド」、ブルース・ウイルス主演の「ダイハード / ラスト・デイ」があります。特に「ダイハード / ラスト・デイ」は”Gファン”ならずともメルセデス・ファンなら是非一度は観ておく必要があるかと・・・・・          (六)