顔が命

 

■ 各自動車メーカーの4ドアセダン・フラッグシップモデルのフロントビューを並べてみました。あえてエンブレム(マスコット)を画像処理して消してありますが・・・・・エンブレムが無くても判りますよね?

 

■ 心霊写真の解説に「シミュラクラ現象:類像現象」というのがあります。(人間の目には3つの点が集まった図形を人の顔と見るようにプログラムされている脳の働き)の事ですが、こんな理屈によらずとも自動車のフロントビューは紛れも無く「顔」そのものです。ヘッドライトが「目」、グリルが「鼻っ柱もしくは口」を表現しています。以前にも触れましたが皆様一様に「目」は怒っておられます。^^ゞ

ここに並んだ「顔」は遠目からでも「誰か」が判る強烈な個性があります。デザイナーは限られたスペースと限られたアイテム(ヘッドライト・グリル・補助ライト等)でこの表情を作り出しています。

 

■ 近年、高度に進化した自動車工業・生産システムの普及により、各メーカーで生産される自動車の性能・品質に以前ほどの差がなくなってきました。そうなるとメーカーは「ブランドの力」で勝負するしかなく、その「ブランド力」とはそのメーカーの歩んできた「歴史」や、自動車作りの「哲学」といったメーカーのアイデンティティであり、それらの「想い」をこの「顔」に精一杯表現しているのです。

 

「男の顔は履歴書」・「性格は顔に出る」・「40歳になれば人は顔に責任を持たなければならない」等の格言がありますが、やはり人も車も「顔」が大切ですね。・・・さて貴方の好みは?    (六)

1: Mercedes-Benz S-Class

2: BMW 7 series 

3: Audi A8

4: Cadillac CTS

5: Lexus LS

6: infinity Q70

7: Acura RLX