不易流行

■ 前項に続いて再びAMGです。AMGの社名はその創始者であるハンス・ウェルナー・アウフレヒトの「A」、そのパートナーであるエルハルト・メルヒャーの「M」、そしてアウトレヒトの故郷であるグローザスバッハの「G」に由来します。エンブレム(通称アップルエンブレム)は、現在の本社と開発拠点があるアファルターバッハの街の紋章である清い水とリンゴの木、そしてカムシャフトとバルブは卓越したエンジン開発技術を象徴していると言われています。


■ logo type:当初(L-1)はスクエアなアルファベット3文字であったものが、後にロゴの左側に5つの平行四辺形が加えられました(L-2)。正式な時期は定かではありませんが、1990年のDTMマシーン190E EVOLUTION Ⅱには驕られていました。市販車では1992年(本国?)のSL6.0AMGモデルあたりが最初かと思われます。そして(L-3)が現行のロゴタイプですが、「A」のアルファベットが右に傾きました。よく観るとかなり細かいところまでリファインされています。これも正式な時期はわかりませんが、2010年(日本)のS63(65)AMG、E63AMGが最初かと思われます。

■ Emblem:エンブレム(マーク)もロゴタイプの変更に伴い変化しています。当初はカラーの七宝焼きや印刷物(シール等)が存在しましたが、現在ではエンボス加工やエッチング加工等の表現方法が多様化した反面、オフィシャルな場ではモノクロームが主流でカラーバージョンはあまり見受けられなくなりました。

 

※不易流行:いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものを取り入れていくこと。                                  ・・・・(六)